0924まった涙で花が咲きますように。
2021/4/5 22:00。
Hey! Say! JUMP 岡本圭人 脱退発表。
Hey! Say! JUMPに出会ってから1435日目。
約5年応援してきたグループにも、ついにこの時がやってきてしまいました。
初めに動画を見た時に感じたのは、圧倒的喪失感。
圭人の周りを囲むJUMP8人は、悲しそうで寂しそうでいたたまれなくて。
特にやまはすごく辛そうでした。しかもその表情は、音楽番組での「中島裕翔 脱退ドッキリ」での表情と全く一緒でした。きっと圭人についての話し合いでも同じような空気、表情、そして発言をしたのでしょう。
「言ってしまえば俺らは家族みたいなもん」
「9人で1つ」
「夢は1人で追うより、みんなで追った方が」
私自体は裕翔担ですがやまゆとの絆が感じられたとはいえ、この音楽番組はドッキリの内容も良くないし、やまの表情も他のメンバーの表情も辛そうで心の中に封じていました。
けどまさか、この話し合いが現実になる日が来るとは。
まあぶっちゃけ、現実になるような気はしていました。
圭人が留学するという発表があった時点で、今までの流れもありますが「本当に帰ってくるの?」と疑問に思っていました。
そもそも、留学目的での休業が初。さらに、「グループに還元する」と発言して休業するパターンも初。大抵そういう場合は初めから辞めちゃってますからね。勿論私は圭人の言葉が嘘だとは思っていなくて。だって圭人はあんなにもHey! Say! JUMPという存在を愛していた人ですから。「H.our time」の作曲・一部の歌詞と提案をした人のことを信頼しないわけありません。きっと大体のファンもその気持ちだったと思います。
「帰ってこないんじゃないか」という気持ちがさらに強くなったのは、昨年8月の留学延長。
あの日、部活終わりに伊野尾担の友人と動画を観てそれはそれは怒りました。そのままガストで5時間話し倒しましたから。今現在「自分勝手だ」と言って怒っている人が多くいますが、私達の中では恐らくこの時期がその気持ちのピークでした。
卒業したらすぐ帰ってきて還元してくれるって言ってたじゃないですか!!!!とめちゃくちゃ怒りました。約束を守らない男は好みません。PARADEというひとつの大きな集大成のような形を見た後ということもあり、「ここに圭人が入ったらどのような世界が広がるのか」とワクワクしていました。
そして今回の発表。
最初に抱いたのは「ですよね。」という気持ち。
私は正直あまり帰ってくることを期待していませんでした。今までの退所の流れもありましたし。
そしてきっと圭人は、お父さんの姿を追い続けているのだと思います。
圭人の入所のきっかけもお父さんの男闘呼組での活動を見てから。そしてお父さんと同じようにギターに興味を持ち弾き始め、お父さんと同じように舞台の道へ進む。
きっと圭人にとってお父さんはいつも先を走る憧れの存在なのだと思います。お父さんのやっている舞台に触れ、「あんな風に活躍したい」と思ったのかな、きっと。
そこにJUMPに残るという選択肢は無かったのかな、圭人。
恐らく圭人は不器用で真っ直ぐだから、「男なら決めたことを全うしてこそ」「道は断つべき」という考え方なんだと思います。
うーーん、個人的はすごくその結果になったことが悲しく苦しいですがね。
裕翔担として気になったのは、裕翔の表情。
他のメンバーは、かなり哀しんできたり辛そうだったり落ち込んできたり俯いていたりと、マイナスな感情が表に出ていました。
しかし、裕翔さんだけは違った。圭人の方をしっかり向いて、相槌を打ったり、ニッコリと微笑んでいました。
「あぁきっとこの人も、考えたことあるんだな」
そう感じずにはいられませんでした。
考えてみれば、裕翔さんは外部仕事も多く、その上かなりそれに対して積極的な態度を取っており、今までの趣味と同じくらい演技に夢中です。(やまも演技仕事は多いですが、JUMPとしての屋号をとても大切にしていると思います)
ひとつのことに没頭して突き詰めていくことが大好きな裕翔さんが、演技の道を考えたことがないわけがありません。きっと彼は、演技の道に行くメリットよりもJUMPとして活動しながら続けていくメリットの方が大きいと感じて、今日までここにいるのだと思います。
正直言って私はPARADE以降はかなり他の推しに時間を割くことが多くありました。前のコンセプトの方がJUMPらしい爽やかさに満ちていて大好きでした。
けど、それだけが今まで離れていた理由じゃなかったことに、この日気づいてしまった、気付かされてしまったのです。
FC動画の最後のシーン。
「圭人ちゃんと踊れるのー?」と振る大ちゃんに反応するメンバー。
圭人の隣にいるやまが楽しそうにツッコみ、
それをちぃが覗き込む。
後ろから薮くんが頭をわしゃわしゃすれば、
裕翔さんは動画の最初からずっとニコニコ笑ってあげる。
いのたかやぶひかの兄組4人と裕翔さんが後ろから支え、圭人の隣にはやまちね。やまの隣には中間管理職であり、やまを支える大ちゃん。
この関係性が、これでこそJUMPで、9人だからJUMPであることに気付かされてしまったのです。
8人の空気感と9人の空気感は全くもって違う空気感で、9人になるともっと優しくて温かい空気になっていたのです。
きっとそれは、他の8人が「圭人が頑張っている分俺らも頑張らなきゃ」と気張っていたせいなのかなと私は思います。新しい取り組み、新しい世界観、楽曲コラボ、楽曲の幅の増加など、8人体制になってからのJUMPはかなり背伸びをしたことが多かったなと私個人としては思います。
BANGER NIGHTの高難易度の振付。
SENSE or LOVEでの圧倒的世界観の変化。
(このアルバムまではまだ初期のJUMPらしさが残っていたように私は感じます。DEAR.に近い感じでした。)
ソロ曲への取り組み。
Vitual ButterflyではHey!Say!7の強化。
I am/Muah Muahでのジャケ写変化。
PARADEでは世界観を意識した楽曲構成。
LIVE 「PARADE」はアイドルとは思えないOPスタートがあったり、特攻や舞台演出も派手になったことからかなりお金をかけられるようになったことも分かりますよね。
「ぷぅのうた」「パレードが始まる」以外に(私的)JUMPらしさがあった新曲はほとんど無くて、どれだけ拘っているのかが分かりました。
そして「Fab! -Music speaks.」。
新しいJUMPとしての方向性がPARADEとFabで明らかになった感じがしますよね。個人的にはこの方向でいつまで続けられるのか、、とは思ってしまいましたが。
このアルバムでは今までの「ジャニーズ王道王子様」ではなく、一つ一つの世界観を大切にしている新曲しか最早ありませんでした。年齢や年功序列(キンプリなど)を考えると自然な変化かなとも思いつつ、ちょっと悲しかったなあ、これ。
変化することはいいことだと私は思います。
ただ、最近は特に楽曲提供や楽曲の色に染まることが多いが故に「じゃあJUMPらしさって何?」「JUMPだからできることって何?」と感じてしまいます。グループとしての色が確立されていないため、ジャニーズ自体の新規獲得には繋がるかもしれませんがファンとしては少し悲しい気持ちです。
と、ここまでだらだらと書いてきましたが。
Hey! Say! JUMPを決めるのは、
メンバー9人の気持ち。
岡本圭人の人生を決めるのは、
岡本圭人本人の気持ち。
ファンはそれを応援するか否かしか決めることはできません。
そのことを肯定しても否定してもいけないと私は思っています。それは心の内に秘めておくべきです基本的には。
私はHey! Say! JUMPの変化も岡本圭人の人生も応援します。ファンなので。
ただ私の中でのHey! Say! JUMPとしての立ち位置は変わってきてしまったなと、この2年を振り返ってとても感じました。
さて、
今日の配信ライブが
岡本圭人のラストステージ。
楽しめるかは分かりませんが、
裕翔担として楽しもうとしてきます。
それでは。